リハビリをやめたい 誰に言えばいい?

整形外科に行って、リハビリが始まりました。リハビリを始めて1ヶ月、2ヶ月と月日が経ちましたが、正直あんまり効果を実感できない。こんな経験ないでしょうか?

かと言って、「リハビリをやめたい」とも言い出せず、毎回、次の予約を取って帰ってくる。どうするのが正解なの?

理学療法士がお答えします。お医者さんにも、担当の療法士にも嫌われずにリハビリを終わらせる方法について…

リハビリの終了を決めるのは誰?

まず、一番重要なところですが、リハビリの開始と終了を決める権限はお医者さんにあります。理学療法士あるいは作業療法士の独断でリハビリを終わらせることはできません。

じゃあ、お医者さんが終わりって言うまで一生続けないといけないのか、というとそういうわけでもありません。リハビリには、算定日数上限と言われる期限があるからです。

整形外科に通ってリハビリを行っている皆さんは、発症日から数えて150日間(約5か月)リハビリを行うことができると国で定められています。(介護保険を使っていたり、疾患によってはこのくくりではない場合もありますのでご注意ください。)

では、この150日を過ぎるとどうなるのでしょうか。その先は、リハビリを処方した医師の判断に委ねられます。お医者さんがリハビリを継続する必要があると判断すれば、さらに延びることもあります。(リハビリの頻度は減るかもしれません。)

と、ここまでは他のサイトでもいろいろと紹介されているので、皆さんもご存じかもしれません。ここからはもう少し突っ込んだ話をしていきたいと思います。

まず、誰に話す?

医師に全ての権限があるのなら、お医者さんにリハビリをやめたいと伝えるだけで良いのでしょうか。リハビリが嫌で嫌で即行、やめたいという方はそれでも良いのですが…

まずは、担当の療法士に話すことをお勧めします。担当の療法士と相談したうえで、医師に話しましょう。

担当の療法士に先に相談するメリットはいくつかあります。一つは、事前に担当の療法士があなたのリハビリの状況についてお医者さんと話し合うことができるからです。

担当の療法士は医師に、何がどれくらい良くなったかを詳しく伝えてくれるでしょう。そうすることによって医師も、ただ患者がリハビリをやめたがっているから終わりににするのではなく、医学的な見地できちんとリハビリを終わらせることができます。

特に、お医者さんの前では緊張して何も言えなくなってしまうという方は、自分の考えを担当の療法士に代弁してもらいましょう。もちろん、その場合も診察は必要ですが、お医者さんは事前にあなたの希望を知っているのでスムーズに話を進めることができます。

療法士に先に相談するもう一つのメリットは、より安心してリハビリを終わらせることができるからです。どういうことかというと、事前の相談があれば、療法士もリハビリの終了に向けていろいろな準備ができるということです。

例えば、リハビリの頻度を減らして症状の出方を診ることを勧められるかもしれません。リハビリを減らしても、自宅で教わった体操をすることで症状が悪化しないということが分かれば、あなたも安心してリハビリを卒業できるはずです。また、再発させないための生活指導もしてくれるかもしれません。

このように、リハビリの終わりについて担当の療法士とよく相談したうえで医師に話すのが、トラブルの少ない最も理想的なリハビリの終わらせ方だと私は考えます。是非、参考にしてみてください。

次の記事では、リハビリを終わらせるためにどのように会話を切り出したらいいのか、実際の会話のやり取りを例に解説していきます。